持続可能で平和な社会の実現を目指す「SDGs」は、今や世界共通のビジネス指標となっています。
その潮流の中で、私たちの経済は「つくって、使って、捨てる」使い捨て型から、「再利用・再資源化する」循環型経済(サーキュラーエコノミー)へと急速にシフトしています。これは、脱炭素社会の実現に向けた重要な取り組みでもあります。
私たちテックサプライは、この理念に賛同し、先進的なケミカルリサイクル技術を導入している株式会社JEPLAN様の取り組みに深く共感しています。
JEPLAN様の技術「BRING™」は、使用済みの洋服やペットボトルを、原料レベルまで分解し、再び製品へと生まれ変わらせる「ケミカルリサイクル技術」です。
これは石油を使わず、燃やさず、CO2排出量を約50%削減できる世界的にも注目されています。
この技術を実用化した「ペットリファインテクノロジー社(JEPLANの100%子会社)」の工場は、2021年6月、神奈川県川崎市にて稼働を開始。世界初のペットボトル専用ケミカルリサイクル工場として、注目を集めています。
私たちテックサプライは、2021年1月より、このJEPLAN様が発起した「BRING BOTTLE コンソーシアム(BBC)」の北海道事務局を担い、地域に根ざした循環型社会の実現に取り組んでいます。
テックサプライの目標は、「北海道を持続可能な循環型社会に」することです。
将来的には、北海道にもBRING™のリサイクル工場を誘致することを目指しています。
その第一歩として、道内で回収された使用済みペットボトルを、川崎のリサイクル工場へと送る仕組みづくりを進めています。行政・企業・市民との連携を強化し、地域全体で取り組んでいます。
現在、日本では回収されたペットボトルの約半分が海外へ輸出されています。
私たちは「資源を国内で循環させる」ことに価値を見出し、環境事業部を立ち上げました。
「ビルを守り、人を守り、地球を守る」という理念のもと、ビルメンテナンス業・警備業で培った経験を活かしながら、“地球環境と子どもたちの未来”のために、次のような環境活動を展開しています。
間伐材から生まれた環境配慮型洗剤「ジョキンメイト」を、自社清掃資材として積極的に導入しています。
リサイクル素材で作られたユニフォームを採用し、使用済みユニフォームは無料で回収する仕組みを整備しています。
事業所から出る大量のシュレッダーごみを、消毒用エタノールジェルに生まれ変わらせるリサイクルプロジェクトに参加。従来、焼却されていた紙資源の有効活用に取り組んでいます。
「ペットボトルの国内完全循環」を目指して全国展開中のBBCにおいて、北海道エリアの事務局を担当。行政・企業・市民と連携しながら、道内の事業系ペットボトルの実態調査と、リサイクル体制の構築に努めています。
北海道でも課題となっている海洋プラスチックごみ問題に対し、環境省が提唱する「プラスチック・スマート」に賛同し、具体的な行動を進めています。
テックサプライはこれからも、環境への取り組みを通して、
次世代に誇れる社会の実現を目指します。